BRAND DICTIONARY

育てる

つくった日が、完成ではありません。

ブランドは、使われながら育っていく。

会社のロゴをつくる。

Webサイトをつくる。

会社案内をつくる。

商品やサービスのデザインをつくる。

完成して、
世の中に出る。

ひとつの仕事としては、
そこで終わるのかもしれません。

でも、
会社はそこからも続いていきます。

人が変わる。

商品やサービスが変わる。

お客さまが変わる。

そして、
時代も変わっていきます。

だから、
そのときにつくったものが、

ずっとそのままでいいとは限りません。

育つということは、変わること。

子どもも、
植物も、

少しずつ変わりながら、
大きくなっていきます。

会社も、同じです。

人が増えたり。

新しい仕事が始まったり。

商品やサービスが変わったり。

時間とともに、
少しずつ変わっていきます。

だからブランドも、
ずっと同じカタチのままではありません。

でも、

何もかも別のものになるわけでもありません。

変わっていくものの中にも、
大切にしていることがあります。

何を残して、
何を変えるのか。

その判断の軸になるものを、
これまでの中から見つけておく。

大切なものがわかっていれば、

昔と同じカタチを
そのまま守り続けなくてもいい。

新しいことを始めることもできる。

今までとは違う表現を
つくることもできます。

その企業のまま、変わっていく。

その繰り返しが、
ブランドを少しずつ育てていきます。

使ってみて、わかることがある。

どれだけ考えてつくっても、

実際に使ってみなければ、
わからないことがあります。

思っていたより、
よく伝わったこと。

思っていたのとは、
少し違う伝わり方をしたこと。

あまり使われなかったもの。

反対に、
思ってもいなかった使われ方をしたもの。

会社の中でも、

「これは、今も大切にしたい。」

と思うものもあれば、

「今なら、少し違うかもしれない。」

と思うものも出てきます。

それは、
最初につくったものが間違っていたからではありません。

会社が進んだから、
見えてくることもあります。

つくる。

使う。

そして、また見る。

そこから、
次にどうするかを考えます。

次の仕事は、
前の仕事の続きから。

新しいものをつくるたびに、

その仕事だけを見ていたら、

それまでに見つけたことが、
次につながりません。

前につくったものを見る。

そのとき、
何を大切にしたのかを思い出す。

今も大切なのか。

変わったことはないか。

今なら、
どうするのか。

そうやって考えると、

前の仕事で見つけたことが、
次の仕事の材料になります。

うまくいったことも。

うまくいかなかったことも。

「これは違う」と思ったことも。

全部、
次を考えるための手がかりになります。

仕事を重ねるたびに、

つくったものだけではなく、

その会社について、
わかっていることも増えていく。

その積み重ねが、
次を考えるときの土台になっていきます。

揃えるのではなく、
一本の軸でつなぐ。

Webサイト。

会社案内。

採用ツール。

広告。

商品やサービス。

会社が活動を続けていけば、
必要なものも増えていきます。

そのたびに、

その場に合ったものをつくることは大切です。

でも、

ひとつひとつが良くても、

考え方がつながっていなければ、

少しずつ違う方向へ
進んでしまうことがあります。

だからといって、

全部を同じ見た目に
揃えればいいわけでもありません。

必要なのは、

「前と同じものをつくる」

ためのルールではなく、

「今、この会社ならどうするか」

を考えるための軸です。

その軸を持ちながら、

そのとき必要なものをつくる。

そして、
また使ってみる。

変化があれば、
また考える。

そうすれば、

表現が変わっても、
新しいことを始めても、

それまで積み重ねてきたものを
次へつないでいくことができます。

育てることで、
積み重なっていく。

ブランドは、

一度つくったら、
ずっと同じカタチで存在するものではありません。

会社と一緒に変わっていくものです。

だから、

完成したものを守り続けるのではなく、

使われる中で見つかったことを、
次へ生かしていく。

変わったことを見る。

変わらないものを確かめる。

必要なら、
カタチを変える。

そして、
また使われていく。

その繰り返しの中で、

ブランドは、
少しずつその会社に馴染んでいきます。

同時に、

その会社自身も、

「自分たちは、何を大切にしているのか。」

「これから、どこへ向かいたいのか。」

少しずつ、
わかるようになっていきます。

見つける。
カタチにする。
使われる。
また見つける。

そして、
次のカタチへ。

育てるということは、

同じものを守り続けることではなく、

大切なものを持ったまま、
次のカタチを考えていくこと。

サカナナは、

つくって終わるのではなく、

その先につながるデザインを考えます。

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