BRAND DICTIONARY
対話
答えは、最初から言葉に
なっているとは限らない。
話を聞いていると、
「たぶん、こういうことかな。」
と思うことがあります。
でも、
返ってきた言葉が、
自分が考えていたことと少し違ったり。
話の前後が、
どこかうまくつながらなかったり。
「あれ?」
と思うことがあります。
そんな小さな違和感があったら、
わかったことにせず、
もう少し聞いてみます。
わからないから、聞く。
知らないことは、知らない。
わからないことは、わからない。
だから、聞きます。
「それって、どういうことですか?」
「どうして、そう思うんですか?」
「もう少し聞かせてもらっていいですか?」
いろいろ聞くので、
ときどき面倒くさい人だと思われているかもしれません。
でも、
わからないままつくる方が、
もっと怖い。
わかったふりをして先へ進むより、
立ち止まって聞いてみる。
そこから、
思ってもいなかった話が始まることもあります。
わかったつもりで、
終わらせない。
話を聞きながら、
こちらも考えています。
「こういうことなのかな。」
「もしかすると、
大切なのはこっちなのかもしれない。」
でも、
それが合っているとは限りません。
だから、
考えたことを相手に返してみます。
違っていたら、
「違う」と言ってもらう。
その「違う」も、
大切な手がかりです。
こちらが考えていたことと、
相手が考えていること。
そこに小さなズレを感じたら、
そのままにしない。
もう一度聞く。
もう一度考える。
そうやって、
一緒に探していきます。
デザインも、対話になる。
言葉だけでは、
わからないこともあります。
そんなときは、
カタチにしてみます。
言葉にする。
デザインにする。
見てもらう。
すると、
「なんか違う。」
が出てくることがあります。
何が違うのか。
どうして違うと感じるのか。
そこを一緒に考えてみると、
それまで言葉になっていなかったことが、
見えてくることがあります。
「こっちの方が近い。」
「これは、うちじゃない。」
そんな反応も、
大切な対話です。
デザインは、
考えたことを最後に見せるためだけのものではありません。
つくって、見て、話して、また考える。
デザインそのものも、
対話の一部です。
答えを聞くのではなく、
一緒に考える。
対話は、
上手に質問して、
相手から答えを引き出すためのものではありません。
最初から、
答えがあるとは限らないからです。
相手にも、
こちらにも、
まだわからないことがある。
だから、
話す。
聞く。
考える。
ときには、
つくってみる。
違ったら、
また話す。
その繰り返しの中で、
「もしかすると、これかもしれない。」
というものが、
少しずつ見えてくる。
対話は、答えを聞くためではなく、
一緒に考えるためにある。
わからないことを、
わかったことにしない。
小さな違和感を、
そのままにしない。
サカナナは、
わからないところから、一緒に考えます。